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コラム

2019年08月30日

保育士の業務内容は?業務の改善・効率化する方法

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共働き世帯が増えたこともあり、保育園の役割はより重要になっています。しかし、一方で、保育園不足による待機児童の問題は依然、大きな話題を呼んでいます。また、働く保育士の離職率が高いのも保育業界の特徴とされ、保育園を運営する方にとって大きな問題となっています。保育士の免許がありながら職に就かない「潜在保育士」も多いという中、どのように解決したらいいのでしょうか。

今回は、実際の保育士の仕事を振り返りながら、実際の離職率や、離職の理由、改善のための有効な方法について見ていきます。

保育士の仕事内容とは?

保育士にはさまざまな役割が期待されています。保育士の主な役割と仕事内容は、主に以下のようなものです。

多岐にわたる保育士の業務内容
1)子どもたちの保育

日中は仕事などによって出かけている親に代わって、子どもたちを保育する(世話をする)ことは保育士の主要な業務です。具体的には次のような活動が含まれます。

・身の回りの世話をする
着替え、トイレ、おむつ替えなど、それぞれの子どもの発達段階や必要に応じた世話を行います。

・生活習慣を身に付けさせる
規則正しい食事や昼寝、手洗いやうがい、歯磨きといった、生活の基本的な習慣が身に付くよう指導します。

・健康管理をする
保護者とのやりとりや園での様子を観察して、子どもの健康状態をチェックします。必要に応じて保護者に連絡するのも仕事の一部です。

2)子どもたちの教育

保育園には、小・中学校につながる「幼児教育」の場という重要な役割もあります。具体的な内容としては次のようなものがあります。

・能力や知識を身に付けさせる
体を使った遊びで運動能力を養い、工作を通じて、はさみやのりなどの道具の使い方を覚えさせ、絵本を通して文字を覚えさせるなど、基礎的な能力や知識を身に付けさせます。

・社会性を身に付けさせる
園での集団生活を通じて、社会ルールを学ばせます。先生や友だちといった親以外の人との触れ合いを通してコミュニケーション能力を養います。

3)保護者のサポート

保育士は保育のプロです。しかも、日中の間、子どもたちの様子を観察しているため、一人ひとりの性質や課題についても把握しています。このため保護者の子育てをサポートする役割も期待されます。

・朝夕のコミュニケーション
登園時や降園時に保護者と言葉を交わすことで、相談しやすい環境や信頼関係を築きます。

・おたよりの配布や連絡ノートの交換
子どもたちの園での活動や日中の様子を保護者に伝えたり、子どもの気持ちを保護者に伝えたりするために、保護者との間で連絡ノートをやりとりします。

・緊急時の連絡
子どもが体調を崩した場合などは、速やかに保護者に連絡をします。

・面談
育児についてアドバイスしたり、園の活動方針について保護者に説明したりするなど、さまざまな場面で保護者と面談します。

4)保育の準備や事務作業

子どもたちや保護者と向き合う仕事には、準備や事務作業が欠かせません。こうした裏方の仕事も保育士にとっては重要です。主に次のようなものがあります。

・翌日の保育の準備、行事の準備
次の日の活動で使う道具を揃えたり、行事で使う小道具・大道具の制作や飾り付けをしたりするなどの準備作業を行います。

・連絡帳や個人記録、保育日誌、保護者向けお便りなどの作成
子どもたちの日々の様子や体調の変化、園での活動内容などをまとめます。保護者とのコミュニケーションに役立つと共に、継続的な育児を行うための資料にもなります。

・指導計画案の作成
園の方針や保育所保育指針に基づき、具体的な活動内容や保護者との関わり方を決めます。指導計画案は月単位、年単位で作成します。

・行事計画の作成
季節ごとのイベントを予定している場合は、「なぜ行うか」「どのように行うか」などを検討しながら具体的な行動計画を作成します。

シフト制で1日8時間の勤務が一般的

上に挙げた業務がすべてではありませんが、以上のような業務を保育士 は1日8時間という限られた勤務時間の中で行っています。シフト制を採用する場合も多く、早番は7時台~夕方、中番は8時台~17時台、遅番が9時台~18時台というものが一般的です。子どものいる保育士は早番を選択することも多いようです。

保育士の1日のスケジュール

保育士の一日の業務の流れは、一般的には次のようになります。

出勤〜朝礼…開園準備や引き継ぎ、スタッフ同士で子どもたちの情報を共有します。
登園…登園する子どもたちを受け入れ、保護者とコミュニケーションをとります。
保育…あらかじめの予定や天候、子どもたちの体調などに合わせてさまざまな活動を行います(昼食や午睡、おやつなどもこの中に含まれます)。手が空いたタイミングで、おたより帳の記入も行います。
降園…迎えにきた保護者とコミュニケーションをとります。
延長保育…延長保育を受け入れている保育園では、保育士が合同で子どもたちの様子を見ます。
翌日の準備、事務作業…翌日の保育で使う道具を揃えたり、保育日誌や報告書などの書類を作成したりします。

繁忙期となる年度の変わり目や、運動会・お遊戯会などのイベントのある季節は、準備のために業務が増えます。そのため残業を行ったり、家に持ち帰って作業をしたりする場合もあります。

離職率は約10%。保育士の不満は何?

現在多くの保育園は、「一人あたりの業務負担が大きい→新しい保育士が入って来ない(離職者が増える)→一人あたりの負担がますます大きくなる」という悪循環の中にあります。この流れを食い止めるには、まずは業務改善と現在の保育士の負担を減らすのが一番です。

保育士の離職率について

厚生労働省の「保育士等に関する関係資料」によると 、保育士の離職率は10.3%です。うち公営では7.1%、私営では12.0%と、私営の離職率のほうが高くなっています。

事務の軽減を望む声も多い

この背景には、保育士が職場に対して持つ不満があります。同じく「保育士等に関する関係資料」によると、現役保育士の59%が「給与・賞与等の改善」を、40.4%が「職員数の増員」、34.9%が「事務・雑務の軽減」を職場に対して希望しています。

このうち、「給料に対する不満」は国や自治体の規定や制度に大きく依存するため、個々の保育園が単独で改善するのは容易なことではありません。しかし、「業務の多さ(人の少なさ)」に対する不満は、運営者の工夫や決断によって大きく改善可能です。

保育士の業務の改善・効率化する方法

業務改善のポイントは、残業や業務の持ち帰りにつながることの多い「準備作業や事務作業」をいかに効率化できるかです。そして、そのカギとなるのが、保育園向けICTシステム(保育支援システム)の導入です。

保育園ICTシステムでできること

保育園ICTシステムには 、保育士の負担を軽減するさまざまな機能が含まれています。たとえば、保育日誌や連絡帳などを作成する機能があり、保育の手が空いた時間などに少しずつ入力することが可能です。また、指導計画案の作成サポートとして、テンプレートや定型文、過去の書類を参照できる機能が備わっている保育支援システムもあります。

また、多くの保育園ICTシステムでは、作成した連絡帳やお知らせなどを保護者に送信したり、保護者からの連絡をアプリ上で受けたりすることができます。このため、保護者に対応する時間が最小限に抑えられるとともに、連絡ミスを防ぐこともできます。

保育園ICTシステムを導入するには

効率的に業務改善を行うには、できるだけ早いタイミングで保育園ICTシステムの導入を検討することをおすすめします。もちろん、システムの導入には費用がかかりますが、国や自治体が実施しているさまざまな制度を利用すれば、費用負担を最小限に抑えることも可能です。

なお、保育支援システムを導入するにはパソコンやタブレットなどの機材、ネットワーク環境が必要になるため、まずは不明点について気軽に問い合わせてみてください。

まとめ

今回は保育士の役割や業務内容、一日の業務の流れについて説明するとともに、現役の保育士が感じている不満や業務改善のポイントについてお話ししました。この記事が保育園運営の参考になれば幸いです。

なお、ICTシステムの「KidsDiary」には、保育士の業務を軽減するお役立ち機能も搭載しております。保育園・幼稚園ICTシステムの選定をする際はぜひ参考にしてみてください。

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